競馬の調教の見方を攻略!競馬で勝つための調教情報の活用法

調教と予想

競馬には、予想に使えるファクターと呼ばれる要素が無数に存在しています。

前走のデータ、騎手、距離適性、血統、競馬場の特徴と合っているのか、脚質、レースのペース、オッズなど言い出せばキリがないですね。普段予想に使っているは全てファクターということになります。

全てのファクターは予想のために重要なものですが、中でも的中率や回収率に大きな影響を与えるのが調教です。

調教は、調教師が考えたトレーニング内容や環境によって調子が大きく異なるので競馬予想において非常に重要となります。

この記事では、競馬の調教の見方や勝つための調教情報の活用法について詳しく解説していきたいと思います。

競馬の調教の見方

競馬の調教とは、人間でいうトレーニングの事ですが、異なる点があります。競走馬としての能力を上げるためのものでもありますが、調子を整えるという大きな役割も担っています。レースに向けて上手く調教を行い、調子を上げていくことが大切なのです。

競馬の調教は、初心者の方ではなかなか馬券に反映させることが難しいファクターでもありますが、きちんと調教の見方を把握し予想に活かすことで勝率を上げることができます。

今まで競走馬の過去の成績やデータ、オッズだけで予想していた方は、調教の見方を覚えて上手に活用していきましょう。

競馬の調教の基本情報

まずは、競馬の調教の見方や基本情報についてご紹介します。タイムだけしか見ないと調子が良い競走馬を見抜くことはできないのでしっかりと確認しましょう。

【栗東か美浦か】

まず最初にチェックするのは、栗東か美浦かです。栗東と美浦は同じ坂路だったとしても傾斜などが異なるため、同じ距離でもタイムは変わってきます。

【コース】

栗東と美浦それぞれコースも異なりますが、基本的にはウッドチップや坂路、ポリトラック、芝、ダートなどがあります。どのコースで調教したのかは確実に確認しましょう。

【併走相手】

単走の場合もありますが、調教では他の競走馬と一緒に走らせることもあります。その競走馬にどれくらい差を付けたのか、または負けたのかなどを確認できます。もし大きな差を付けていたとしてもクラスが下の場合は、余り参考にはなりません。

【脚いろ】

調教を行う時には、脚いろというどれくらいの力で走ったかを示すものがあります。主な脚いろは以下のようになります。

  • 馬なり
  • 一杯
  • 強め
  • 末一杯追う
  • G前仕掛け

などがあります。どの脚いろかでタイムが異なりますし、レース前に激しい調教をしているということはそれだけ調子が良いという可能性もあります。

追い切り情報を確認する

競走馬は間隔を開けていますが、常に調教を行っています。そのため、全ての調教を確認し予想に活かすことは難しく、情報を入手することも簡単ではありません。

そこで、調教の良し悪しを図るために注目すべきなのが「追い切り」です。追い切りとは、レース前の最後の調教のことで、どのような状態でレースに挑むかをある程度判断することが可能となります。

追い切り情報を見る時に重要なのが、どんな調教を行いタイムはどうだったのかです。また、他の競走馬と比べるよりも以前のレースと比較する方が良いでしょう。

例えば、レースで1着を取った時の追い切り情報で、単走馬ナリで56.2 – 41.0 – 13.6だった場合、これを基準として下回っているのか、上回っているのかで調子を判断することが可能となります。

また、追い切りの様子を映像で提供しているサイトもあるので、走っている姿を見て調子を判断しましょう。最初は難しいかもしれませんが、見ていればある程度分かるようになりますよ。

外厩の有無を確認する

最近の競馬界で非常に注目度が高いのが外厩です。外厩とは、イメージ的には激しいトレーニングを行う厩舎と、のんびりリフレッシュする牧場の間に位置しています。

馬は他にもたくさんの馬がいたり人がいる場所にいるだけでストレスを感じてしまい、疲れが出たり思うような調教を行うことができません。

しかし、外厩であれば競走馬に取って落ち着ける環境で、しっかりとトレーニングを行うことができるのです。

全ての競走馬が外厩で調教を行うわけではないので、外厩に行っているかどうかを確認しましょう。必ずしも調子が良くなるとは限りませんが、好走率が高いのも事実です。

また、外厩といっても様々な場所があり、特に優秀だと言われているのがノーザンF天栄とノーザンFしがらきなので、注目してみましょう。

パドックや返し馬を確認する

パドックや返し馬は、調教が成功したかどうかを確認する最後の場所です。筋肉の盛り上がり具合、落ち着いているかどうか、また落ち着き過ぎていないか、発汗しているのかなどをチェックすることができます。

追い切りのタイムが良くても、会場までの輸送でストレスがかかっていたりすると当日に良いレースができなくなってしまいます。また、会場の雰囲気に飲まれて入れ込んでしまう時もあります。

そのため、追い切り情報だけ判断するのではなく、当日の競走馬の様子をしっかりと確認することも重要となります。レースぎりぎりまで予想を怠らないようにしましょう。

調教情報の活用法

調教の見方や必要な情報についてはご理解いただけたでしょうか?ここからは、調教の情報を馬券に活かす方法についてご紹介していきたいと思います。

調教の情報をきちんと把握し、上手く馬券に活かすことで勝率を上げることができます。他の競馬ファンよりも深い考察を行い高配当をゲットしましょう!

競走馬の特徴を把握する

人間には人それぞれ個性や性格があるように、馬にも性格や特徴があります。気性が激しかったり、出遅れが多かったり、観客が多い方が好走したりします。

調教の面でも、調教では良いタイムを出さないのにレース本番で調教の情報よりも力を発揮することもありますし、逆に調教のタイムは良かったのにレースで力を出し切れない競走馬も少なくありません。

新馬戦や未勝利戦でその特徴を見抜くことは難しいですが、ある程度戦歴があるのであれば、追い切りの情報とレースの結果を比較し、調教通りに力を発揮できるのかを確認しましょう。

上記でも解説しましたが、他の競走馬と比較するのも悪くないですが、その競走馬の過去の調教と比べることが好ましいと思います。

好走馬を見抜こう

競馬の予想を行う時には調教の情報を確認せずに、前走の結果や成績を頼りに予想をしている方も多くいらっしゃいます。そのため、調教の具合に関わらず、過去の成績が良ければ人気が高くなる傾向にあります。

しかし、どれだけ上位人気馬であったとしても、調教に失敗した時には凡走で終わる可能性が高くなるのです。追い切り、パドック、返し馬をチェックし、競走馬の状態を見抜くようにしましょう。

逆に、下位人気馬でも調教に成功し状態が良ければ好走する確率は高くなります。軸にしなくても、ヒモには入れておくべきしょう。

上位人気馬の凡走、下位人気馬の好走を見抜くことができれば、高配当を獲得することもあり、回収率を一気に上げるチャンスでもあります。

まとめ

今回の記事では、競馬の調教の見方や情報を活用する方法についてご紹介させていただきましたが、参考になりましたでしょうか?

競馬を始めたばかりの方ですと、過去の成績やオッズなどを確認することで精一杯になり、なかなか調教の情報まで手が出せないと思います。

馬券が的中せずに悩んでいるという方は、是非この機会に調教にも注目し、今まで以上に内容が濃い予想を展開してみて下さいね。