競馬の予想を行う際には、競走馬の調教情報を収集することは大切です。
データや血統などを駆使して予想をしている方も多いと思いますが、調教をみて上手く予想に反映させることで、さらに精度の高い予想を行うことができます。
しかし、調教を見ても良く分からない、良いのか悪いのかを判断できないと思っている方も多いのではないでしょうか?
調教映像などを見ることもできますが、どのように馬券に活かせばいいか悩みますよね。
そこで、この記事では調教をみて予想に活用する方法や調教を見る時のポイントについてご紹介していきたいと思います。
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調教を見て予想に活用する方法
調教は基本的にはどれくらいのタイムだったのかを見ることが重要になります。また、調教の強さ、走った位置、併せ馬の内容、場所・コース、馬場状態などがあり、全ての情報を駆使して馬券に活かす必要があります。
以下では、調教を見て予想に活用する方法を詳しくご紹介していきたいと思います。
重要視するのは追い切り
目指すレースに向けて調教が行われていきますが、全ての調教を把握することは難しいですよね。本来なら常にチェックするべきですが、追い切りを確認するだけでも十分有力な情報となり得ます。
追い切りとは、レース前の最後の調教となり、競走馬の状態を確認しやすいという特徴があります。
基本的には、レース開催週の水曜日か木曜日行われることが多く、日付を見て確認することが可能です。
調教の情報を提供しているサイトでも、掲載しているタイムは追い切りのもがほとんどで、調教を見る時には最も重要です。
調教タイムの比較
調教タイムを比較する時には、他の競走馬と比べるのではなく、同じ競走馬の過去のタイムと比較することをおすすめします。
他の競走馬と比べたり、基準タイムに沿って能力を比べることも重要ですが、レースに向けて状態はどうなのか、以前のタイムと比べると成長しているのかを判断する方が大切です。
どれだけ実力がある人気馬でも、調教が上手く行っていない場合は、凡走に終わる可能性が高く、逆に能力が劣っていると判断された競走馬でも、調教次第では馬券に絡めるべきだと判断できます。
能力を比較するのではなく、状態が良いのか悪いのかの判断に調教タイムを使用すると的中率アップにも繋がるはずですよ。
連対時のタイムを知る
以前の調教タイムと比較する時には、連対した時のタイムを知り、今回はそのタイムと比べてどうなのかを判断しましょう。
連対時のタイムに近い、もしくは上回っている時には再び好走する可能性が上がるので予想に反映させることができます。
逆に連対時のタイムよりも遅い場合には調教が上手く行っていない可能性があるので評価を下げる必要があります。
好調時のタイムを事前に把握してから、今回のタイムを知ればスムーズに調教の良し悪しを判断することができます。
また、大敗した時のタイムを合わせて把握しておけば、どれくらいの状態であるかは簡単に判別できるのではないでしょうか?
注意点としては、若い馬の場合は成長速度も早いので、伸びしろもしっかりと考慮していきましょう。
調教を見る時のポイント
ここからは、調教を見る時のポイントについてご紹介していきたいと思います。タイムでの比較も重要ですが、他の要素も考慮し予想に活かすことができれば、さらに精度の高い予想を行えるようになります。
競走馬の特徴を知ろう
競走馬によっては、調教で全く良いタイムが出ていないにも関わらず、レース本番では思う存分力を発揮し好走する競走馬もいます。
逆に、調教では順調に見えてもレースになると思うような走りをすることができない競走馬も少なくありません。
人間に性格や個性があるように、競走馬にも個体差があります。観客が入っている方が力を出せる馬、競う相手が多い方が負けん気を出して実力以上の力を出せる馬、観客の声援に圧倒されて萎縮してしまう馬、牝馬の存在に興奮してしまう馬、牡馬の迫力に圧倒されてしまう馬など。
競走馬それぞれに特徴があるので、それをしっかりと把握しておく必要があります。調教の状態だけではなく、調教を踏まえて競走馬に合わせた予想が大切ですね。
過去の傾向などを照らし合わせれば把握することは難しくないので、手間を惜しまず有力な情報を探してきましょう。
外厩に行っているどうか
調教は基本的に厩舎で行われるのが当たり前でした。しかし、最近の競馬では外厩という施設で調教を行うことで、以前よりも競走馬の状態を良く出来るとされており、大変高い注目を集めています。
厩舎と牧場の間くらいの環境になっており、厩舎にいる時よりも調教に集中することができ、ストレスを感じずにトレーニングに励むことができるのです。
G1レースなど大きなレースの時には、有力馬は外厩に行って調教を行うことが多くなって来ており、それだけで評価を上げる必要もあります。
また、放牧させる時には輸送のストレスがかかってしまいますが、外厩は厩舎や競馬場に近い位置にあるため、輸送の時間が短く競走馬にとっては非常に良い環境となっています。
調教のタイム、競走馬の特徴と共に、外厩に行っているのかもしっかりと確認をするようにしましょう。ネットで検索すれば簡単に外厩情報を提供しているサイトがあるので是非利用してみて下さいね。
レース当日の様子も重要
追い切りの段階で状態が良いと判断したとしても、レース当日に悪いコンディションになっているケースもあります。
トラブルがなかったとしても、競馬場の雰囲気に飲まれてしまったり、レースに向けて興奮してしまったりと、状態が急変することは決して珍しくはありません。
追い切り段階での状態も非常に重要ではありますが、レース当日にしっかりと競走馬の様子を確認することは必要不可欠です。
パドックや返し馬、馬体重の増減などで競走馬の状態の最終判断を下し、ギリギリまで馬券購入は控えるようにしましょう。
調教の過信は危険
調教は予想において非常に重要なファクターである事は間違いありません。しかしながら、調教が良かったからといって必ず好走する訳ではないため、過信は禁物です。
あくまでも一つの要素として捉えることが重要で、競走馬の能力、過去のデータ、枠順、騎手、血統など、他の要素を組み合わせて予想を行っていくことが必要になります。
どこに重きを置くかは人それぞれではありますが、調教のみで判断することはやめた方が良いかもしれませんね。様々な要素をバランス良く考慮し、上手く馬券予想に活用して欲しいと思います。
まとめ
今回の記事では、競馬の調教をみて予想に活用する方法と、調教を見る時のポイントについてご紹介させていただきましたが、参考になりましたでしょうか?
調教のタイムや映像を確認し、競走馬がどのような状態なのかを判断することで的中率や回収率のアップに繋げることは可能です。
特に穴馬の好走を見抜くことができれば、高い配当にも期待することができますし、人気馬の不安としても活用することができるので軸馬探しにも最適です。
調教だけではなく、外厩の有無や競走馬の特徴、レース当日などの様子も加味しながら予想を行えば、自ずと勝率も上がっていくのではないでしょうか。
競馬予想においての調教については「競馬予想に役立つ調教の見方は?調教タイムを徹底解説!」が参考になります。
今まで、調教のタイムを見ても良く分からないからという理由で、予想に反映させていなかった方は、この機会に是非調教情報も収集し馬券に活かしてみて下さいね。